ＣａｎｏｎAE-1プログラム　ＡＥ−１のマイナ−チェンジ

一応キヤノンＡＥ−1のマイナ−チェンジということになってはいるが､むしろＡ−１からＡｖ優先をなくしたカメラといったほうがしっくりとくる。
このカメラにはワインダ−とモ−ドラが用意されていて､これをつけた姿は本当にかっこいい｡ただし､ＮＦ−１にモ−ドラをつけたかっこよさとはちょっと違う｡うまく言い表せないが所詮アマチュアのかっこよさなのである｡どこか重みがないというか風格がないというのか､車にたとえれば高級車とスポ−ツカ−の差みたいなものだろうか｡

このカメラとＡ−1は似ている｡初代のＡＥ−１とはまるで違うのである｡ＡＥ−１はプラスチックらしさを隠そうとしているのに対し､こちらの2台はプラスチックを見事に主張している｡
なんとなく機動戦士ガンダムを思い出してしまう｡

勿論いいカメラではあるが､巻き上げ感触やレリ−ズ感触､質感などカタログに書けない部分のスペックは丸出ダメ夫である｡
基本的にＴｖ優先だと面倒なので､ほとんどの人がプログラムで撮っていたのではないだろうか？ワインダ−の巻き上げ音もなんとなく頼りなくて､あまり好きにはなれない。
酷評ばかりしているが､写真を撮るということに関しては何も問題はなく､普通に写真が撮れる｡非常にいいカメラである（笑）。

みのかんのＡＥ−１Ｐ

これを手に入れたのは初期の頃である｡月間カメラマンという雑誌の最後のコ−ナ−に「売りたし､買いたし」というのがあり､売りたしのコ−ナ−にこのカメラが載っていた｡
住所を見ると十日町市とある。さっそく住所と名前で電話番号をわりだし､直接電話をしてみた｡結果は取引成立である｡
このカメラに一緒についていた３５−７０ｍｍＦ４のズ−ムの写りが非常によくて､一時はこのレンズばかり使っていた｡
カメラはというと家族のキャンプに持っていって撮ったが､あれ以来は使っていないというのが正直なところである｡

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